ページ作成日: 2026年7月3日
元にしたYouTubeリンク: https://youtu.be/H9R1Hl6sJeE
確認した動画: 悲しみがとまらない(ANRI - Topic/公式系チャンネル)

「悲しみがとまらない」というタイトルには、意志の力ではどうにもならない感情の奔流が表れています。悲しみを抑えようとすればするほど、逆にその存在が際立ってしまう。杏里の伸びやかな歌声は、そういう制御しきれない感情の揺れを、都会的なアレンジに乗せて軽やかに描き出します。悲しみという重たいテーマを、湿っぽくならずに、洗練されたポップスとして成立させる。この手腕こそ、80年代のシティポップが持っていた美意識だと感じます。

林哲司・康珍化による黄金コンビの1曲

「悲しみがとまらない(I CAN'T STOP THE LONELINESS)」は、1983年11月5日にリリースされた杏里の14thシングルです。作曲を林哲司、作詞を康珍化が手がけたこの曲は、同年12月発売のアルバム『Timely!!』のリード曲としても位置づけられました。「オリビアを聴きながら」「CAT'S EYE」と並んで、杏里を代表する楽曲のひとつとして、今も広く親しまれています。

止められない感情を、そのまま認める

東京で働いていた頃、悲しみや不安を無理に抑え込もうとして、かえって苦しくなる経験を何度もしました。感情は、意志の力だけでコントロールできるものではありません。「悲しみがとまらない」というタイトルは、そういう制御できない感情を、否定せずにそのまま認める潔さを教えてくれます。

磐田で受け止める、止まらない感情

磐田で家や土地の相談を受けていると、相続や別れにまつわる悲しみを、無理に抑え込もうとする方によく出会います。悲しみは、止めようとするほど、かえって長引くことがあります。「悲しみがとまらない」という曲が持つ、感情をそのまま受け止める姿勢は、そうした場面でも大切にしたい考え方です。

ATAWI MUSICは、音楽を消費するサイトではありません。曲をきっかけに、止められなかった感情の記憶を読み直す場所です。