福山雅治といえば、まず歌手としての顔が思い浮かびます。けれど「幸福の硬貨」は、歌わず、ただギターを弾くことに徹した楽曲です。作曲は菅野祐悟、編曲は福田進一という布陣の中で、福山雅治は演奏家としてこの曲に参加しています。歌手としての自分を主役に置かず、あくまで映画の音楽の一部として、控えめに、しかし確かな存在感で演奏に徹する。この選択には、表現者としての謙虚さと、映画という作品全体への敬意が表れています。
映画のメインテーマとして
「幸福の硬貨」は、2019年に公開された映画「マチネの終わりに」のメインテーマ楽曲です。菅野祐悟が作曲し、福田進一が編曲を手がけたこの曲で、福山雅治はギターを演奏しています。映画のオリジナル・サウンドトラックに収録され、その後、2020年12月8日発売の30周年オリジナルアルバム『AKIRA』にも収録されました。
主役を譲る勇気
東京で働いていた頃、常に自分が主役でなければならないというプレッシャーを感じていた時期がありました。けれど、時には脇に徹し、全体を支える役割を引き受けることにも、大きな価値があります。「幸福の硬貨」で福山雅治が見せた、歌わずギターに徹する姿勢は、そういう控えめな貢献の美しさを教えてくれます。
磐田で果たす、支える役割
磐田で家や土地の相談を受けていると、自分が前面に出るのではなく、家族の話し合いを静かに支える役割に徹することが大切な場面によく出会います。「幸福の硬貨」が示す、主役を譲る勇気は、そうした支える仕事の在り方にも通じています。
ATAWI MUSICは、音楽を消費するサイトではありません。曲をきっかけに、支える役割に徹してきた記憶を読み直す場所です。
