ページ作成日: 2026年7月5日
元にしたYouTubeリンク: https://www.youtube.com/watch?v=I9LNUKcsuKU
確認した動画: 郷ひろみ「ジャンケンポンGO!!」Music Video(郷ひろみ / Hiromi Go Official YouTube Channel)

2022年8月3日発売(先行配信は同年7月13日)、郷ひろみ通算107作目のシングル「ジャンケンポンGO!!」は、1972年8月1日のデビューからちょうど50周年を迎えた記念すべきイヤーにリリースされた楽曲だ。作詞はTHEイナズマ戦隊の上中丈弥、作曲はats-、編曲は江口亮が手がけている。ライブアルバム『Hiromi Go 50th Anniversary Celebration Tour 2022〜Keep Singing〜』と同時発売され、初回限定盤にはMV・メイキングを収めたDVDが付属した。オリコン最高13位を記録している。

大石セレクション視点:MVがいい ★★★★☆

  • 曲がいい:★★★☆☆
  • 歌詞がいい:★★★☆☆
  • MVがいい:★★★★☆

選定理由:「ノリノリのギターロック」と評されるアップテンポな曲調は、じゃんけんという遊び心のあるテーマを軽快に表現している。だがこの曲を選ぶ理由は、報道によれば郷ひろみ自身が「50周年にして初めての体験」と語ったという、MVでのワイヤーアクション演出にある。デビューから半世紀を経てなお、新しい表現に挑戦し続けるという姿勢は、単なるプロモーション映像を超えた説得力を持っている。年齢を重ねることが挑戦をやめる理由にはならないと体現するこの映像に、主視点を置いた。

デビュー50周年という、大きな節目に

「ジャンケンポンGO!!」がリリースされた2022年は、郷ひろみが1972年8月1日にレコードデビューしてからちょうど50周年を迎える節目のイヤーだった。ライブアルバム『Hiromi Go 50th Anniversary Celebration Tour 2022〜Keep Singing〜』と同時発売されたことからも、この楽曲が50周年という大きな祝祭のムードの中で送り出されたことがわかる。第73回NHK紅白歌合戦の50周年メドレーでも披露されたと伝えられており、半世紀にわたるキャリアの節目を象徴する一曲として位置づけられている。

じゃんけんに込めた、遊び心とエネルギー

歌詞を丸ごと引用することは避けるが、この曲は「じゃんけん」を題材にした、勝負と遊び心をモチーフにしたエネルギッシュな内容だとされている。TikTokのハッシュタグチャレンジ「#ジャンケンポンGO」との連動も見られ、SNS時代の音楽の届け方を意識した企画性も持っている。50年というキャリアの重みを歌うのではなく、あえて軽やかで遊び心のあるテーマを選んだところに、郷ひろみというエンターテイナーの軽やかさが表れている。

50周年にして初めての、ワイヤーアクション

この曲のミュージックビデオで最も注目すべき点は、郷ひろみ自身が「50周年にして初めての体験」として語ったという、ワイヤーアクションを用いた演出だ。デビューから半世紀という長いキャリアを積んできた彼が、なお映像表現における新しい挑戦に踏み出したという事実は、単なる話題作りを超えた意味を持つ。年齢や経験の蓄積が、新しい挑戦への意欲を鈍らせるとは限らないことを、この映像は雄弁に物語っている。

「ノリノリのギターロック」というサウンド

この曲は「ノリノリのギターロック」と評されるアップテンポなサウンドで作られている。カップリング曲は「やさしい8ビートのバラード」とされ、シングル全体としてエネルギッシュな表題曲と穏やかなカップリングという対照的な構成になっている。50周年という節目に、あえて軽快でロックなサウンドを選んだところに、郷ひろみが単なる懐かしのアイドルとしてではなく、今も現役のエンターテイナーとして活動し続けようとする意志が感じられる。

THEイナズマ戦隊による、若い感性の注入

作詞を手がけたTHEイナズマ戦隊の上中丈弥は、郷ひろみとは世代の異なる若い作り手だ。半世紀のキャリアを持つベテランアーティストが、あえて若い感性の作詞家に言葉を委ねるという選択には、常に新しい表現を取り入れ続けようとする柔軟さが表れている。世代を超えたコラボレーションが、こうしてエネルギッシュな一曲を生み出しているという事実は、音楽制作における世代間の対話の豊かさを示している。

齢を重ねても、新しい体験に飛び込む

東京で働いていた頃、新しいことへの挑戦は若さの特権だと思い込んでいた時期がある。年齢を重ねるにつれて、失敗を恐れる気持ちが強くなり、新しい体験に踏み出すことが億劫になっていった。郷ひろみが50周年という節目にあえて未経験のワイヤーアクションに挑んだという事実は、そうした思い込みを覆してくれる。挑戦する意志さえあれば、何歳になっても新しい体験は可能なのだと、この曲は教えてくれる。

ライブアルバムと同時発売という、企画性

この曲は、ライブアルバム『Hiromi Go 50th Anniversary Celebration Tour 2022〜Keep Singing〜』と同時に発売されている。新曲とライブ音源を同時に届けるという構成は、50周年という節目を、過去の集大成と新しい挑戦の両方から祝おうとする企画意図の表れだ。過去のライブの記録と、これからの新曲を同時に受け取れるファンにとって、この時期のリリースはまさに50年の歩みを丸ごと味わえる特別な機会だったのだろう。振り返ることと前を向くこと、その両方を同時に行える構成に、記念イヤーならではの工夫が感じられる。

磐田で思う、年齢を重ねてからの挑戦

介護の仕事を通じて、高齢になってからも新しい趣味や活動に挑戦し続ける方々の姿に、何度も励まされてきた。年齢を理由に何かを諦める必要はない。郷ひろみが50周年という節目にあえて新しい挑戦を選んだ姿勢は、そうした高齢者の方々の生き方とも重なって見える。人生のどの段階にあっても、新しい一歩を踏み出す勇気を持ち続けたいと、この曲を聴くたびに思う。

作曲家ats-との、新しいタッグ

作曲を手がけたats-は、現代の音楽シーンで活躍するクリエイターだ。半世紀の歴史を持つ郷ひろみが、こうした新しい世代の作曲家と組んで楽曲を作り続けていることは、彼が過去の栄光に頼るだけのアーティストではないことを示している。常に新しい才能との出会いを求め、自身の音楽性をアップデートし続ける姿勢が、50年を超えるキャリアの原動力になっているのだろう。

参考リンク

年齢を重ねても新しい挑戦ができるように、家や土地の整理にも、いつからでも踏み出せる一歩があります。

静岡県磐田市周辺で、相続した実家・空き家・土地建物の整理にお悩みの方は、富士ヶ丘サービスまでご相談ください。

書いた人

大石浩之。静岡県磐田市で、介護と不動産の仕事をしています。 若い頃に東京で過ごした時間、仕事の中で見てきた家族や街の記憶、 そして今暮らす磐田で感じることを、音楽をきっかけに書いています。

音楽は、過去の自分に会いに行くための入口です。 家や土地もまた、誰かの記憶が残る場所だと思っています。