同時期に大学生だったと。この短い言葉には、同じ時代の空気を、それぞれ違う立場で過ごしていたという発見の面白さがあります。デビュー当時、自分が倉木麻衣であることを友人に打ち明けられずにいたという逸話が残るこの曲には、そういう秘密を抱えた学生時代の複雑な感情が込められているのかもしれません。誰もが大学生という同じ時代の枠組みの中で、それぞれ全く違う経験を積み重ねていた。そういう並行する青春の記憶を、この曲は思い起こさせてくれます。
『名探偵コナン』とともに歩んだキャリアの始まり
「Secret of my heart」は、倉木麻衣の3rdシングルとして、2000年4月26日にGIZA studioからリリースされました。アニメ『名探偵コナン』のエンディングテーマとして起用され、この曲では、ヒロインの毛利蘭がこの曲を歌うという設定が用いられました。以降、倉木麻衣は『名探偵コナン』のタイアップを数多く手がけることになり、この曲はその出発点として重要な意味を持っています。
同じ時代を、違う立場で生きていた発見
東京で働いていた頃、同世代の人と話す中で、同じ時代を全く違う経験で過ごしていたことに気づく瞬間が何度もありました。「同時期に大学生だったと」という気づきは、そういう並行する人生の面白さを言い当てています。同じ時代の空気を共有しながらも、それぞれ違う道を歩んでいた。
磐田で振り返る、並行する青春の記憶
磐田で暮らす今も、同世代の方と話していると、同じ時代を違う場所で過ごしていたことに気づくことがあります。「Secret of my heart」を聴くたびに、そういう並行する青春の記憶の面白さを、あらためて思い出します。
ATAWI MUSICは、音楽を消費するサイトではありません。曲をきっかけに、並行する青春の記憶を読み直す場所です。
