松任谷由実は、この曲の作曲を引き受けるにあたり、自身の名前ではなく「呉田軽穂」というペンネームを使うことを条件にしたといいます。知名度で選ばれることを嫌い、あくまで楽曲の力だけで評価されることを望んだという逸話には、実力への確かな自負が滲んでいます。今回のジャズアレンジによる英語版は、そんな名曲を、また違う角度から磨き直した1曲です。
松本隆と呉田軽穂による名コンビ
「赤いスイートピー」は、1982年1月21日にリリースされた松田聖子の8枚目のシングルです。作詞は松本隆、作曲は松任谷由実がペンネーム「呉田軽穂」名義で手がけました。当時のレコード会社が、トップアイドルだった松田聖子に女性ファンを増やしたいという意向を持っており、松本隆がユーミンに作曲を依頼したのがきっかけだったといいます。今回確認した動画は、アルバム『SEIKO JAZZ 3』に収録された、英語詞によるジャズアレンジ版です。
名前より、仕事そのものを大切にする
東京で働いていた頃、自分の名前を前面に出すよりも、仕事そのものの質で評価されることを望む人に、何度も出会いました。「呉田軽穂」というペンネームの逸話は、まさにそういう、名声よりも作品の力を信じる矜持を物語っています。
磐田で見つめる、名もなき仕事への矜持
磐田で家や土地の相談の仕事をしていても、名前や肩書きよりも、実際の仕事の質で信頼を積み重ねることの大切さを感じる場面が多くあります。「呉田軽穂」の逸話が示す、名前ではなく作品そのものへのこだわりは、そうした仕事への向き合い方にも通じるものがあります。
ATAWI MUSICは、音楽を消費するサイトではありません。曲をきっかけに、名前より仕事を大切にした矜持の記憶を読み直す場所です。
