1998年にリリースされたこの曲が、2023年になってTikTokで急激な盛り上がりを見せたとき、奥田民生自身も「びっくりした」とコメントしています。25年という長い時を経て、リリース当時は生まれてすらいなかった世代が、この曲を新しい形で発見し、拡散させていく。作り手の想定を超えて、曲が独自の生命を持って新しい時代に届いていく様子は、優れた音楽が持つ、時代を越える力を証明しています。
初めてのドラマ主題歌となった8枚目のシングル
「さすらい」は、奥田民生の8枚目のシングルとして、1998年2月5日にリリースされました。ドラマ『Days』(1998年)の主題歌、テレビ朝日系『痛快!ビッグダディ』のテーマ曲としても使用され、奥田民生の楽曲がドラマ主題歌に起用されたのはこれが初めてのことでした。2005年3月24日には12cmシングルとして再発され、2023年にはTikTokでの盛り上がりをきっかけに、あらためて大きな注目を集めました。
作り手の想定を超えて広がる音楽
東京で働いていた頃、自分が手がけた仕事が、想定していなかった形で、思いがけない場所で評価される経験が何度かありました。「さすらい」がTikTokで再燃したという出来事は、まさにそういう、作り手の想定を超えて広がっていく仕事の面白さを物語っています。
磐田で見つめる、時を越えて広がる価値
磐田で家や土地の相談の仕事をしていても、長年守られてきたものが、まったく新しい世代の視点で再評価される場面によく出会います。「さすらい」が四半世紀を経て新しい世代に発見されたように、時を越えて広がる価値の豊かさを、あらためて感じます。
ATAWI MUSICは、音楽を消費するサイトではありません。曲をきっかけに、時を越えて新しい世代に届いた記憶を読み直す場所です。
