The Last Emperor (Theme)の映画も鮮烈でした。この一言が示す通り、坂本龍一が手がけたこの旋律は、映画『ラストエンペラー』が描いた清朝最後の皇帝、溥儀の壮大で悲劇的な生涯と、分かちがたく結びついています。音楽単体としての美しさもさることながら、あの映像とともに記憶に刻まれているからこそ、この曲はより深く心に残っているのだと思います。坂本、デヴィッド・バーン、蘇聡という3人による共作でありながら、坂本が手がけた旋律の持つ叙情性は、映画の重厚なスケール感と見事に共鳴しています。
日本人初のアカデミー賞作曲賞受賞
「The Last Emperor」は、1987年公開の映画『ラストエンペラー』のために、坂本龍一、デヴィッド・バーン、蘇聡の3人が共作した楽曲です。この作品で坂本龍一はアカデミー賞作曲賞を受賞し、日本人として初めてこの栄誉を手にしました。さらに英国アカデミー賞、ロサンゼルス映画批評家協会賞、ゴールデングローブ賞、グラミー賞映画・テレビ音楽賞も受賞するという、映画音楽史に残る快挙を成し遂げています。
音楽と映像が分かちがたく結びつく記憶
東京で働いていた頃、ある音楽を聴くと、それが使われていた映像や場面が、自動的に思い浮かぶという経験を何度もしました。「The Last Emperor (Theme)の映画も鮮烈でした」という感想は、まさにそういう、音楽と映像が記憶の中で分かちがたく結びついている状態を物語っています。
磐田で思い出す、音楽と映像が結びついた記憶
磐田で暮らす今も、この曲を聴くと、あの壮大な映画の記憶が鮮やかに蘇ります。「The Last Emperor」が体現する、音楽と映像が結びついて生まれる記憶の強さは、優れた映画音楽が持つ普遍的な力を、あらためて教えてくれます。
ATAWI MUSICは、音楽を消費するサイトではありません。曲をきっかけに、音楽と映像が結びついた鮮烈な記憶を読み直す場所です。
