都市生活への風刺と、自己表現の哲学。「GAGA」という一見奇妙なタイトルの奥には、そんな二重の視点が潜んでいます。都会の暮らしがもたらす表面的な華やかさと、その裏にある空虚さを、Suchmosは笑い飛ばすようなグルーヴに乗せて描き出します。皮肉を込めながらも、決して説教くさくならないバランス感覚が、このバンドの持ち味です。都市生活を批評しながら、同時にその中で自分らしくあろうとする姿勢。この曲は、そういう複雑な感情を、軽やかなリズムの中に共存させています。
初期衝動を捨てた進化のアルバム
「GAGA」は、2019年3月27日にリリースされたSuchmosの3rdアルバム『THE ANYMAL』に収録されています。前作から2年ぶりとなるこのアルバムは、制作に1年以上を要し、全12曲がすべて新曲という、大胆な意欲作でした。初期の時代のブリージーなファンクとヒップホップのアクセントを捨て、10分を超えるスローバーニングロック曲を採用するなど、バンドの音楽性は大きく進化しています。
変わり続けることの覚悟
東京で働いていた頃、成功したやり方に固執せず、あえて変化を選ぶ人たちの勇気に、何度も感心させられました。Suchmosが初期の成功したスタイルを離れ、新しい音楽性に挑んだ『THE ANYMAL』は、まさにそういう変化への覚悟の産物です。
磐田で選ぶ、変わり続ける勇気
磐田で家や土地の相談を受けていると、これまでのやり方に固執せず、新しい暮らし方を選ぶ決断をする方々に出会います。「GAGA」が体現する、都市生活を批評しながらも自分らしさを貫く姿勢は、そうした変化を選ぶ勇気とも重なります。
ATAWI MUSICは、音楽を消費するサイトではありません。曲をきっかけに、変わり続ける勇気の記憶を読み直す場所です。
