ページ作成日: 2026年7月3日
元にしたYouTubeリンク: https://www.youtube.com/watch?v=sq1DT7zxI00
確認した動画: 竹内まりや - 駅 [Live Version / 2000@日本武道館](竹内まりや - Mariya Takeuchi Official YouTube Channel)

駅のプラットホームで、かつての恋人と偶然すれ違う。日常の中で、誰もが一度は想像したことのあるであろうこの場面を、竹内まりやは繊細な筆致で描き出します。特別な事件が起きるわけではなく、ただ一瞬すれ違っただけ。それでも、その一瞬が、忘れかけていた過去の感情のすべてを呼び覚ましてしまう。人の記憶が、いかにささやかなきっかけで大きく揺れ動くものかを、この曲は静かに教えてくれます。

中森明菜への提供曲から生まれたセルフカバー

「駅」は、1987年11月28日にリリースされた竹内まりやのシングル「AFTER YEARS/駅」の収録曲で、デビューから10年目に発表された作品です。もともとは1986年に中森明菜のアルバム『CRIMSON』に、竹内まりやが作詞・作曲を手がけて提供した楽曲でした。それを竹内まりや自身がセルフカバーする形で、あらためて世に送り出したのがこの曲です。ちなみに竹内まりやは、1979年の3rdシングル「SEPTEMBER」で日本レコード大賞新人賞を受賞するなど、キャリアを通じて数々の栄誉を手にしています。

提供曲を、もう一度自分のものにする

東京で働いていた頃、他者のために作った提案や企画が、思いがけず自分自身にも当てはまることに気づく瞬間が何度もありました。「駅」が辿った、提供曲からセルフカバーへという道のりは、まさにそういう、一度手放したものを、もう一度自分の言葉で語り直す豊かさを教えてくれます。

磐田で思い出す、偶然の再会

磐田で家や土地の相談の仕事をしていても、思いがけない場所で、かつての知人と偶然再会する場面があります。そのたびに、忘れていたはずの記憶がふと蘇ることがあります。「駅」という曲が描く、偶然の再会が呼び覚ます記憶の力は、そういう日常の中の小さな奇跡をあらためて感じさせてくれます。

ATAWI MUSICは、音楽を消費するサイトではありません。曲をきっかけに、偶然の再会が呼び覚ました記憶を読み直す場所です。