誰がシングルに戻るのを待っているのだろう?(笑) この茶目っ気のある問いかけには、タイトルへの軽妙な突っ込みと、それでもこの曲が長く愛され続けている事実への納得が同居しています。「シングル・アゲイン(独身に戻る)」という、決して明るいだけではないテーマを歌いながら、竹内まりやの歌声は、湿っぽくならない品の良さを保っています。誰にとっても他人事ではない、離婚や別れという普遍的なテーマを、これほど洗練されたポップスに昇華できることに、あらためて感心させられます。
火曜サスペンス劇場、8代目主題歌として
「シングル・アゲイン」は、1989年9月12日にアルファ・ムーン(現・ワーナーミュージック・ジャパン)からリリースされたシングルです。日本テレビ「火曜サスペンス劇場」の8代目主題歌(1989年6月6日〜1990年9月18日)として制作されました。竹内まりやのロングヒット曲のひとつであり、シングル・レコードとしてリリースされた最後の作品としても知られています。
茶目っ気のあるツッコミが生む親しみ
東京で働いていた頃、真面目なテーマを扱う曲や話にこそ、軽やかなツッコミを入れることで、かえって親しみが増す場面を何度も見てきました。「誰がシングルに戻るのを待っているのだろう?」という問いかけは、まさにそういう、茶目っ気を交えながらも曲の本質を愛でる、成熟した聴き方だと感じます。
磐田で見つめる、テーマの普遍性
磐田で家や土地の相談を受けていると、離婚や別れにまつわる相談によく出会います。決して珍しいことではなく、誰にでも起こりうる出来事です。「シングル・アゲイン」というタイトルが持つ普遍性は、そうした出来事を特別視しすぎず、日常の一部として受け止める態度を教えてくれます。
ATAWI MUSICは、音楽を消費するサイトではありません。曲をきっかけに、軽やかなツッコミとともに愛された記憶を読み直す場所です。
