もうボーカルがいなくなるなんて。映画は本当によかったです。The Birthdayのボーカル、チバユウスケは2023年11月26日、55歳でこの世を去りました。THEE MICHELLE GUN ELEPHANTからThe Birthdayへと、日本のロックシーンを長く牽引してきた稀代のボーカリストの不在は、多くのファンにとって計り知れない喪失です。それでも「LOVE ROCKETS」という楽曲、そしてこの曲が主題歌を務めた映画『THE FIRST SLAM DUNK』の完成度の高さは、彼が最後に残した仕事のひとつとして、これからも色褪せることなく聴き継がれていくのだと思います。2023年の紅白歌合戦では、10-FEETがチバユウスケとThe Birthdayの名前を叫びながらこの曲を歌うという、感動的な追悼の場面もありました。
映画『THE FIRST SLAM DUNK』オープニング主題歌
「LOVE ROCKETS」は、The Birthdayが手がけた楽曲で、2022年公開の映画『THE FIRST SLAM DUNK』のオープニング主題歌として起用されました。チバユウスケが1996年にTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTのボーカルとしてメジャーデビューし、同バンド解散後の2005年にThe Birthdayを結成してからも一貫して持ち続けてきた、剥き出しのロックンロールの魂が、この曲にも凝縮されています。
失われてなお残り続ける仕事の重み
東京で働いていた頃、大切な人を失ってもなお、その人が残した仕事が周囲を支え続ける場面を何度も見てきました。「もうボーカルがいなくなるなんて」という喪失感と、「映画は本当によかったです」という感謝が同居するこの感想は、そういう、失われてなお残り続けるものの重みを物語っています。
磐田で見つめる、残された仕事への感謝
磐田で家や土地の相談を受けていると、大切な人を亡くしたあとも、その人が遺したものに支えられて生きていく方々によく出会います。「LOVE ROCKETS」が体現する、失われてなお色褪せない仕事の力は、そうした喪失と向き合う姿勢にも通じるものがあります。
ATAWI MUSICは、音楽を消費するサイトではありません。曲をきっかけに、失われてなお残り続ける仕事への感謝の記憶を読み直す場所です。
