ページ作成日: 2026年7月5日
元にしたYouTubeリンク: https://www.youtube.com/watch?v=f8fNN_MKpII
確認した動画: TRF「Where to begin」(TRF Official YouTube Channel)

2006年1月18日発売、TRF26枚目のシングル「Where to begin」は、作詞を川原京、作曲・編曲を原一博(編曲には泉谷隆洋も参加)が手がけた楽曲だ。前作「HE LIVES IN YOU」から6年5ヶ月ぶりのリリースで、「TRF活動再開シングル」と位置づけられている。日本テレビ系音楽番組「音楽戦士 MUSIC FIGHTER」1月度エンディングテーマ、music.jpのCMソングとして使われ、オリコン最高18位を記録した。この曲は小室哲哉ではない作家陣による作品であり、TRFの音楽制作体制が新しい時代へ移行したことを示す一曲だ。

大石セレクション:歌詞がいい ★★★★☆

  • 曲がいい:★★★☆☆
  • 歌詞がいい:★★★★☆
  • MVがいい:★★★☆☆

選定理由:「昔ながらの歌って踊って盛り上がるTRF」というコンセプトで作られたこの曲は、6年半という長いブランクを経ての再始動にふさわしい、困難を乗り越えて前に進むことをテーマにした歌詞を持っている。「It's a time, fly again!」「ありのまま 生き抜く美しさ」といったフレーズには、再起への決意がまっすぐに込められている。長い沈黙の後に、再びどこから始めればいいのかを模索する姿勢そのものが歌詞に反映されていると感じ、主視点を置いた。

6年5ヶ月ぶりの、再始動

「Where to begin」は、2006年1月18日発売のTRF26枚目のシングルで、作詞を川原京、作曲・編曲を原一博(編曲には泉谷隆洋も参加)が手がけた楽曲だ。前作「HE LIVES IN YOU」から実に6年5ヶ月というブランクを経ての発表であり、公式にも「TRF活動再開シングル」として位置づけられている。この長い沈黙の期間を経て、TRFがどのような形で音楽シーンに戻ってくるのかは、ファンにとっても大きな関心事だったはずだ。「昔ながらの歌って踊って盛り上がるTRF」というコンセプトが語られていることからも、原点に立ち返りながら新しい一歩を踏み出そうとする意図がうかがえる。単なる新曲リリースではなく、グループとしての再出発を明確に宣言する意味合いを込めた発売だったことがうかがえる一曲だ。

小室哲哉から、新しい作家陣へ

この曲の作詞を手がけた川原京、作曲・編曲を手がけた原一博は、それまでTRFの楽曲の多くを手がけてきた小室哲哉とは異なる作家陣だ。90年代の栄光を支えたプロデューサーから離れ、新しい書き手と共に音楽を作り直すという選択には、大きな不安と同時に、新しい可能性への期待が込められていたはずだ。この曲のタイトルである「どこから始めればいいのか」という問いかけそのものが、こうした制作体制の転換とも重なって聴こえる。小室哲哉ではない作家陣による作品であるという事実は、TRFの音楽制作体制が新しい時代へ移行したことを静かに示している。

再起への、まっすぐな決意

歌詞を丸ごと引用することは避けるが、この曲は困難を乗り越えて前に進むことをテーマにしている。「It's a time, fly again!」「Shining, just way to go!」「ありのまま 生き抜く美しさ」といったフレーズには、再起・再生への決意がまっすぐに表れている。長いブランクを経た再始動という文脈を踏まえると、これらの言葉はTRF自身の状況をそのまま歌にしたかのような説得力を持っている。東京で働いていた頃、大きな転機を迎え、次に何をすればいいのかわからなくなった時期があったが、「Where to begin」というタイトルそのものが、そうした戸惑いの感覚を的確に言い当てている。それでも、どこかから始めなければ何も動き出さない。この曲は、迷いながらも一歩を踏み出す勇気の大切さを教えてくれる。

タイアップと、ファンとの交流

この曲は、日本テレビ系「音楽戦士 MUSIC FIGHTER」1月度エンディングテーマ、そしてmusic.jpのCMソングという、2つのタイアップを持って発表され、オリコン最高18位を記録した。音楽番組と音楽配信サービスという、いずれも音楽に関連したメディアでの起用は、TRFが音楽シーンへの復帰を印象づけるにふさわしい選択だったと言えるだろう。「音楽戦士 MUSIC FIGHTER」は当時の若い世代を中心に人気を集めていた番組であり、長いブランクを経て戻ってきたグループが、新しい世代のリスナーにも自分たちの音楽を届けようとする意欲がうかがえる。さらにこの曲の初回盤には、ワークショップ用のダンスループが3曲収録され、ミュージックビデオと合わせてワークショップの映像もDVDに収められていたと伝えられている。ファン自身がダンスを学べる機会を提供するという構成は、TRFが常にファンと一緒に踊ることを大切にしてきた姿勢の表れであり、原点回帰というコンセプトとも合致している。オリコン18位という順位は全盛期と比べれば控えめだが、この曲の価値は数字では測れない。長いブランクを乗り越えて再びファンの前に姿を現したという事実そのものが、TRFの活動時期区分における新章の起点として扱われている。

磐田で思う、再出発への一歩

介護や不動産の仕事を通じて、人生の大きな転機を迎え、どこから手をつければいいかわからずに立ち尽くしている方々に多く出会う。相続や実家の整理も、まさに「どこから始めればいいのか」という戸惑いから始まることが多い。それでも一つずつ手順を踏んでいくことで、必ず前に進んでいける。「Where to begin」というタイトルは、そうした再出発の一歩を踏み出す勇気を、静かに後押ししてくれる。

参考リンク

どこから始めればいいかわからない時も、一歩を踏み出すことで道が開けるように、家や土地の相談も同じです。

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書いた人

大石浩之。静岡県磐田市で、介護と不動産の仕事をしています。 若い頃に東京で過ごした時間、仕事の中で見てきた家族や街の記憶、 そして今暮らす磐田で感じることを、音楽をきっかけに書いています。

音楽は、過去の自分に会いに行くための入口です。 家や土地もまた、誰かの記憶が残る場所だと思っています。