ページ作成日: 2026年7月3日
元にしたYouTubeリンク: https://www.youtube.com/watch?v=FuS9IGQXSiY
確認した動画: 大江千里「Rain (2022 Remastered) -Official Audio-」(大江千里 YouTube Channel POPS-SIDE公式)

「格好悪いふられ方」で軽妙な失恋を歌った大江千里が、「Rain」ではまったく違う顔を見せます。この曲は、本人が「降りてきた」と語るほど、迷いなく一気に生まれた楽曲だといいます。雨という、誰もが経験する自然現象を通して、静かな感情の機微を描き出すこの曲は、発表から30年以上を経た今も、秦基博をはじめとする若い世代のアーティストにカバーされ続けています。時代を越えて選ばれ続ける曲には、作り手の意図を越えた、普遍的な何かが宿っているのだと感じます。

1988年、アルバム『1234』に収録

「Rain」は、1988年7月21日にEPIC/SONY RECORDSからリリースされた大江千里の7作目のオリジナルアルバム『1234』に収録された楽曲です。長らくアルバム収録曲として親しまれてきましたが、大江千里のデビュー40周年を迎えるにあたり、アニヴァーサリー・プロジェクトの第1弾として、発表から34年目にして初めて7インチシングルとしてカットされました。歌手活動からジャズピアニストへと転身した大江千里の音楽人生の中でも、原点として語り継がれている1曲です。

降りてきたものを、そのまま受け取る

東京で働いていた頃、企画やアイデアを、頭で考え抜いて絞り出すことがほとんどでした。けれど、本当に良いものは、時に考え抜く前に、ふと降りてくることがあります。「Rain」が生まれた瞬間のエピソードは、そういう、頭で作るのではなく受け取るという創作の在り方を教えてくれます。降りてきたものを疑わず、そのまま形にする勇気も、才能のうちなのだと思います。

磐田で受け取る、降りてくるもの

磐田で家や土地の相談を受けていると、考え抜いた末の答えよりも、ふとした瞬間に浮かんだ直感の方が、後になって正しかったと分かることがあります。「Rain」が「降りてきた」瞬間に生まれたように、頭で作り込む前の、素直な受け取り方を大切にしたいと、この曲を聴くたびに思います。

ATAWI MUSICは、音楽を消費するサイトではありません。曲をきっかけに、降りてきた瞬間の記憶を読み直す場所です。